2023.6.9

船橋ジョッキーズレポート
vol.9

スペシャルコンテンツ

細江
その状態の中でそこまで律儀に(笑)
山本騎手
でも誰が来たかすぐ忘れちゃうから、それが大変でした。
細江
いや、違う違う!そこじゃない!
山本騎手
物忘れとか記憶飛んじゃうんです。
細江
ごめんごめん。頭を打ってるから…。全てにおいて、それは不安というか、なんというか…。
山中騎手
一時、滑舌悪くなったよね。
山本騎手
そうですね。
山中騎手
治った方です、もっと滑舌悪かったです。
細江
いくつの時でしたか?
山本騎手
20歳か21歳くらいだったと思います。
細江
そこから自分の状態や状況を知るわけですが…。
山本騎手
はい。
細江
さすがに当時の映像は見られないですね。
山本騎手
いや、見ました。見るなって言われると見たくなるので。
細江
やっぱり周りの方々は見るなって言いますよね?
山中騎手
何とも思わないでしょ?
山本騎手
今は何とも思わないです。でも復帰して最初の頃は怖かったですね。
細江
でも復帰したいという思いが強かったから頑張れたんでしょうね?
山本騎手
そうですね、僕の師匠が面倒見の良い人で。
細江
(佐藤)賢二先生ですよね?
山本騎手
そうです。「お前そろそろ乗らないと忘れられちゃうぞ」って言われて。
細江
その軽く、ふわって言う感じが逆にいいですね。
山本騎手
それで跨り始めて、平行感覚もまだ治っていない中で乗ったので、ここで落ちて外傷性のくも膜下出血になって。
細江
復帰を目指している時に?
山本騎手
はい。
細江
あら~。このあたりの馬乗りを再開する判断が難しいんだよね…。そして、復帰初戦を迎えるわけですけど、ゲートに入る時とか不安はなかった?
山本騎手
記憶にないですけど、あの映像を見たらちょっと怖かったですね。
細江
ゴール板を駆け抜けて、戻ってきて馬から下りた時ってどうでした?
山本騎手
あまり覚えていないですけどホッとしていたと思います。
細江
みんな見守っていたんですね。
続いて山中騎手はいかがですか?
山中騎手
僕は逆に初勝利に時間が掛かったので。
細江
どれ位でした?
山中騎手
半年位です。
細江
高知へ行かれたんですよね?
山中騎手
初勝利は高知でした。
細江
船橋から高知へ行く騎手って多いですよね。そこでの初勝利。
山中騎手
すごい嬉しかったですね!
細江
船橋から高知へ行って皆さん可愛がってもらえているようで本当良い環境ですよね。
それに食べ物は美味しいし気候も良いから、好きになる方が多いようで。
山中騎手
そうですね。ただ気候が良いとか暖かいって言われるんですけど寒いですよ。
通年ナイターですし、結構寒いです(笑)
細江
そうかぁ…。
あと山中騎手は2013年に日本プロスポーツ協会主催の日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞しました。
山中騎手
強い馬に乗せてもらってました!
細江
2018年には北海道でしょ?
山中騎手
北海道は自分から行きたいなと思って行きました。
細江
それは環境を変えたいだとか?
山中騎手
それもありますし、単純に馬産地で2歳馬が多いのでどういう調教しているのかも知りたかったことや、坂路とかもあるので経験として行きました。
細江
門別は2歳馬が強いと思うんですけど何か要因みたいなものを感じた点はありましたか?
山中騎手
単純に頭数が多いのとJRAみたいに強い負荷がかけられる坂路調教があったり、ウォーキングマシーンもあって運動量が確実に南関東より多いっていう点じゃないですかね。
細江
なるほど。
そして昨年ですけど20勝を挙げました。
山中騎手
特に変化はないですけど。同じ馬で結構勝てたという印象です。
細江
今年はどうですか?
山中騎手
今年は逆に去年勝ち過ぎちゃってクラスが上がってしまったので手こずってます。
細江
田中騎手はいかがですか?
田中騎手
なんだろうな…。
細江
デビュー直後でなくても現在のお話でも構いません。
田中騎手
そうですね、自分はあまり競馬に乗っている方ではないですけど、攻め馬だけは結構乗っているので。
細江
馬を作る技術をかわれて任されているんですね。
田中騎手
結構、重賞馬の攻め馬を担当させてもらっていました。
細江
競馬の方はいかがですか?
田中騎手
競馬は…。
山本騎手
エスケイアリュールとか?
山中騎手
ラビットポーズとか?
細江
すごいみんなちゃんと把握してる。ステキ。
田中騎手
他にもいますが…。
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