施設の歴史を追ってみましょう。南関東で唯一のスパイラルカーブを擁するコースの他、かつては内馬場にクロスした芝コースがあり、障害レースが行われていました。 2008年の写真を見ると、生垣障害の名残を確認することができます。また、1200mのスタート地点に芝が張られていた時代もあったそうです。 レースの歴史を振り返ると、競馬場の初期には、騎手が競走馬の後ろに付けた繋駕(けいが)車に乗り、馬が速歩する繋駕競走も行われていました。これまでほとんど触れられることが無かった繋駕競走。この機会に、船橋競馬場の歴史のひとつとして記しておければと思います。
矢野 義幸
調教師
(騎手時代を振り返って)紀三井寺から移籍した時、調教もレースも乗りやすい馬場だなと思いましたね。移籍後、初騎乗初勝利しました。直線も長くて、ゴールまでまだまだあるという気持ちで馬を追うことができて、ハナ差で差し切ることができました。
ライター・フォトグラファー 阿部典子
2006年から船橋競馬場での取材をスタート。厩舎公式サイトをはじめ、コラムや写真で船橋競馬場の魅力を発信中。カメラ片手にレースや厩舎風景など様々な表情を撮り続けて船橋競馬場歴16年。満を持してお届けします!